「この世界の片隅に」ロケーション
先日の記事で頂いたコメントで閃きました。
今までは飼っていた動物は猫だけでしたが、呉に越してきて犬も飼い始めていたのに名前に入れてませんでした(汗)
本日よりえいぷにゃん改めて「えいぷにゃわん」にブログを改名です!
さて本日の本題です。
この映画に対して、きちんと詳細をに追われている聖地巡礼の記事はたくさんの方々が書かれていますが、地元という事もあり普段は何気なく見ている景色もこの映画を観て改めて回ってみようと思い立ちました。
ちなみにネタばれ要素があるのでまだ作品を観てない方はご注意を。
あらすじには触れていませんが部分的に映画シーンに出てきた現地を見ていきます。
内容的には一度作品を観た方には興味を持って貰える内容かも知れません。
尚、ロケ地説明のために引用している公式画像の著作権は全て (C) こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会 に帰属します。
空襲を逃れた所にはこんな古いものが残されているのが呉の良いところです。
すずさんがお見舞いに行った場所は今も病院です。
戦後、宅地が広がったり背の高い建物が増えたりはしていますが、遠くに望むと違いが目立たない為か、現在は展望台になっている砲台があったという灰ケ峰の山頂からの景色は変わらないものです。
二人がデートしているシーンで立ち寄っていた現在の小春橋。
二人が見たであろう小春橋からの景色。
海側を背中に現在の市役所ごしに見えるのが灰ケ峰の筈なんですが雲がかかって覆われてしまいました。
冷えてきたからいよいよひと雪ふるかな?
海側にひとつ隣のさかいばし。
橋ゲタは昔のまま。
上部は作り直されてますかね。
劇中にもとても似ているこれかなという橋が見えます。
違うかも知れませんが。
すずさんが住んでいた嫁ぎ先は長ノ木あたりとか。地元のおばあちゃんが教えてくれました。
この長ノ木トンネルを抜けた先をすぐ左に下ると先程の古い庄屋があります。
劇中のお家の雰囲気からするとこのトンネルより少し灰ケ峰寄りに少し上かなといった感じ。
旧海軍墓地の長迫公園近くより長ノ木、灰ケ峰方面。
戦時中と現在の呉。
グーグルアースから切り取ってきました。
湾の真ん中、一番奥へコの字にえぐれているところが埋め立てられてYOUME(ゆめタウン、デパート)、てつのくじら館、大和ミュージアム、フェリー乗り場になっています。
空襲時の火災範囲と対空砲台の記録。
砲台山、三津峰山、工廠西海岸の辺りは大きく延焼したところから離れていますが赤く塗られています。
砲台があったところも襲われて燃えたのではないかと思えます。
私の家は戦後の物なので空襲とは関連が有りませんが、300mほど下った辺りまでは燃えたんだそうです。
そういう視点で街並みを見てみると確かに劇中に描かれていた煉瓦作りの塀が今も残っているのは延焼が無かった地域に有ることがよく分かります。
映画では衝撃的なシーンもありましたが、笑顔もあり明るく生きていたことがとても印象的な映画でした。
また何度も見てみたいと思っています。
過去の実際の資料の一部と共に見てみることで、映画にも描かれていた時代の背景や空気を感じ取れたでしょうか。